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オーナーです。出来るだけ楽しい話題を提供したいと思っているのですが、何をテーマにしても厳しい現実とのあまりのギャップに筆が止まってしまいます。今回のテーマは新型コロナに対する「心のケア」です。

TVでは連日疫学専門家の皆さんが登場し、警告や意見を述べられています。政府も次々と手を打ちますが、なかなか有効な手を打てないのが現状のようです。それでも欧米と比べると圧倒的に感染者が少ない現状は評価に値すると思っています。

しかしワイドショーではコメンテーターの人達が政府の対策に対して、「遅い」とか「金を出せ」と云った発言を繰り返しています。専門家はまだしも、文句だけ言って視聴者を代弁してる気になってるタレントには辟易します。そろそろ聞き飽きて来ました。

もう少し、違う視点で見れないものでしょうか。

今、目の前で起きている事態は変わらないのだから、それをどう理解して精神的なストレスやパニックを起こさずに過ごすかと云う事も大事だと思います。

志村けんさんが亡くなった時の報道で、感染者の家族は最後のお別れも言えない事を知りました。地方で重体になった患者さんは東京に転院させられて、家族は見舞いにも行けないまま骨だけが帰って来たそうです。奥さんは夫を見送った気がしないと言われてました。

それは防疫上やむを得ない事なのでしょう。でも家族にとってはどの人もかけがえの無い家族です。事務的に火葬場で焼いて骨だけ返せば良いのでしょうか? 

オーナーは特に信心深い訳でもない、平均的な日本人だと思いますが、古来から逃れる事の出来ない悲しみや苦しみを救ってきたのは宗教です。何故、現代の宗教家の皆さんは黙っておられるのでしょうか。信者さん達と大分に旅行するのが仕事なんでしょうか?本来の宗教家ならばこのような混乱の時こそ民の心を救うために動くべきです。「何故、自分の愛する人が死ななければならなかったのか」「何故、自分だけ生き残ったのか」科学的に証明出来ないこうした疑問に答えられるのが宗教や哲学です。セラピストと言い換えても良いです。

亡くならないまでも入院している患者さんや家族、あるいは最前線でウイルスと戦っている医療従事者への「心のケア」があまりにも欠けている気がしています。誰もが大きな不安を抱えて日々を過ごしています。それは幾らかのお金を貰って消える物ではありません。未知のウイルスへの不安、今の幸せを失う不安、明日が見えない不安です。この不安を乗り越えて動く原動力になるのは「言葉」です。何の為に自分達は頑張るのか?人はパンのみにて生きるにあらずです。

オーナーは10年ほど禅寺に通っていた時期があり、和尚の説法を聞くのが好きでした。不安を煽るような話ばかりでなく、心が静まってそして前を向いて進めるような話も聞きたいものです。

ご興味のある方はダライラマ14世のブログをお読みください。

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