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オーナーです。今回のテーマは「SDG’s―持続可能な社会」です。
このブログを書いている数日前にアメリカで竜巻群が発生し、100人を超える死者が出た模様だと報じられています。報道される画像を見ると津波に襲われたかのように建物が瓦礫の山なっていました。まだ瓦礫の中に閉じ込められた人が居る模様で救助活動の真っ最中です。地下シェルターを作っている家も多いと聞くので、避難はしたものの瓦礫が覆い被さって脱出出来ない人も居るのではないかと想像し、救助が一刻も早く進むことを祈っています。

報道によると、もともと竜巻の発生しやすい地域ではあるものの、今回のような強大な竜巻が、それも一度に数多く発生するのは異常で、これも気候変動が原因ではないかと云うことでした。そして気候変動の原因は地球温暖化で、それを引き起こしているのがCO2と云うことで、化石燃料を燃やしているのがいけないと云う環境活動団体の主張になっていきます。

持続可能な社会を目指すってカッコイイ言葉です。私も若い頃、環境活動のセミナーに足げく通った時期がありました。生ゴミはコンポストに入れて堆肥に。ブラウン管の大型(31インチ)TVは廃棄して12インチの液晶TVに。車は初代のプリウスに。ビールはリサイクル可能な瓶ビールにして、外食時は家族揃って箸を持って行きました。割り箸は大事な資源のムダ使いだ!ってセミナーで教えられたからです。

ところが・・・私の故郷は吉野杉で有名な奈良県吉野郡です。しばらくして割り箸は製材時に余った部分を無駄なく使う有効利用だと知りました。コンポストは夏場の悪臭が近所迷惑で止めました。瓶ビールは酒屋さんが回収を渋っていると聞いて止めました。ハイブリッド車は製造、廃棄のエネルギー消費を計算すると必ずしも環境に優しい訳じゃ無い事も知りました。環境セミナーでは参加者達に如何にエコな生活をしているかを競わせるようになり、休憩時間でも自販機に誰も手が出せないと云う異様な雰囲気に嫌気がさして私の環境オタクは幕を閉じました。

日本が歴史上持続可能な社会を実現させていたのは縄文時代です。彼らは1万年の永きに渡って繁栄しました。また近代では江戸時代と言われています。全てのリサイクル、リユースが徹底されていて排泄物も堆肥として使われていました。

SDG’sの活動趣旨は立派で賛同しますが、本気で実現しようと思うなら今の我々の価値観、文明を捨て去るぐらいの覚悟が要るでしょう。環境活動は反資本主義活動に等しいと言われますが、確かに今の経済活動を続けながら環境問題に取り組むには無理があります。ごく近い将来に人類は価値観のコペルニクス的転回を求められそうに思えてなりません。

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