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けんま君の牧場日記(スタッフブログ)

2021/05/23

研磨のお話「フラップホイール」その3

by 当牧場のオーナー

オーナーです。今回は「フラップホイール」その3です。その1その2も合わせてご覧下さい。
そもそもフラップホイールとはどういう物なのか、良く理解されないまま使われている現場が多いように思います。今回はフラップホイールを分析します。

フラップホイールを英語で書くとflap wheelFlapと聞いて飛行機の羽根を思い浮かべるあなたはエライ!主翼の後ろに付いていて上昇下降時に動く短い羽根がフラップです。階段ちゃうの?それはタラップでしょ!(大阪のツッコミです)まぁ、バタバタする羽根と云う意味ですね。
Wheel は輪の事で、自動車のタイヤにはめるアルミホイールのホイールと同じです。
ですから研磨布(サンドペーパー)の羽根がホイール状になっていてバタバタする製品、という事でフラップホイールと呼ばれます。

フラップホイールを構成する要素は極めて少なく、芯となる回転体(主に金具)、接着剤、研磨布(サンドペーパ-)です。

1. 芯となる回転体
素材は羽根を保持できれば何でも構いません。バフレースに取り付けるサイズ(250φ~350φ)でお話をすると、最も一般的に使われているのはリング状の金具です。金具で作ったフラップホイールは使用時に両サイドを円盤(フランジ)で挟んで回転軸に取り付けます。軸の太さは機械によって違うので、フランジの穴径を変えればOK。
弊社で用意している標準金具は下記です。(標準外もあります)
・ 呼び径 130 (250φ用)
・ 呼び径 170 (300φ用)
・ 呼び径 215 (350,400φ用)
・ 呼び径 305 (510φ用)

フラップホイール市場では300φには150φ金具、350φには190φ金具を使う場合が多いのですが、弊社は事情がありこのような構成になっています。(後日説明します)

ちなみにメーカー各社が使用している金具は、同じ呼び径でも微妙に違います。お客様から業界で共通化出来ないかと聞かれる事もあるのですが、それぞれが金型を作った為にこのようになりました。お客様には安全にご使用いただくために、それぞれの専用フランジをお使い頂くようお願い申し上げます。

芯の素材のその他としては、機械の都合でフランジが使えない場合に木芯(木盤)を使う場合がまれにあります。またフラップホイールの内径がスペック上重要で該当する金具が無い場合、指定サイズのベークパイプを調達して使う場合があります。またベークパイプを使用すると接着強度が増すので、大物ホイール(150幅以上)を作るときには進んでベークパイプを使います。


2. 接着剤
接着剤は接着強度はもちろんですが、耐油性、耐衝撃性、靱性などが問われます。主剤と硬化剤を混ぜて使うのですが混合するとすぐに常温で硬化しはじめるので、弊社ではオートディスペンサーで混ぜながら塗布するようにしています。

3.研磨布
当然ながら最も重要な要素です。
フラップホイールの研磨布の働きは手研磨の動きとは全く違います。ベルト研磨は手作業に近く砥粒面が被研磨物(ワーク)に直接押付けられますが、フラップホールでは砥粒面が叩きつけられます。叩きつけられはしますが羽根を後ろから押さえる物がないので回転の周速と遠心力でぶつかるだけで、当たっては弾かれを繰り返す事になります。私が講習会で説明に使う絵がこれです。

次回はフラップホイールの羽根についてもう少し掘り下げてお話します。
今日はここまで。

 

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