オーナーです。今回は「新しい生活様式」について。
5月4日、政府から「新しい生活様式」が提言されました。
「新しい生活様式」とは早い話、今の自粛生活が非日常ではなく日常になる事のようです。
こんな自粛がいつ終わるのかとワイドショーでは議論していますが、政府は「新しい生活様式」で過ごしなさいとはっきり示しています。かつてのような楽しい日常は戻らないのでしょうか。
新しい日常では人々は握手もハグもせず、常にマスクをして他人とすれ違うたびに距離を置く、そんな生活をしなさいと提言されています。お酒はオンライン飲み会だそうです。もう帰り道が偶然同じで、そこからロマンスが生まれる事もないですね。そのうち2m以内に人が近づいたら携帯のアラームが鳴るアプリが出るでしょう。映画「マッドマックス」のような殺伐とした世界です。
感染症専門家の皆さんが言いたい事は判ります。しかし、この「新しい生活様式」を日常的に受け入れると社会生活にどのような影響が出るかについて、政治家、経済学者、社会学者からのコメントが聞こえないのは何故でしょう。感染症の専門家に言わせると「何かに触れるとウイルスが付いている可能性がある」「人に会うと、ウイルスに感染する恐れがある」云々。理屈はそうでしょう。でも幾ら手を洗っても、その蛇口の栓をどうやって閉めれば良いのでしょうか。外から帰ったらすぐシャワーを浴びなさいって、出入りする度にシャワー浴びて着替えろって事ですか?歌舞伎の早変わりじゃあるまいに。
「新しい生活様式」に従うと、殆どのスポーツは出来なくなります。舞台芸能に携わっている方は廃業、旅館や民宿も出来ません。山小屋も閉鎖。学校でも集団登校はダメ、机は2m離しましょう。運動会も修学旅行も文化祭も無しです。銀座も北新地も全て閉店。冠婚葬祭も最少人数で、バージンロードも父親と離れて歩きましょう。阿波踊りも祇園祭りも中止、はだか祭りなんてもっての他になります。
一時話題になった岩手の蘇民祭
それってどうなんですか?
「経済的な死」や「文化的な死」を迎える事になりませんか?
ウイルス感染を一刻でも早く収束するための提案である事は判ります。一週間なら防空壕でも過ごしましょう。でも息の長い戦いならば戦時中でも慰問団があったように、時々ガス抜きしないと息が続きません。武田鉄也じゃないけど、「人」と云う字は支え合って生きているんです。支え合うな、触れ合うなでは精神的に参ってしまいます。
オーナーは以前FBで提案したのですが、参加者を交替で公園や運動場で三密を避けながら運動したり、飲食店で楽しむ方法は無いかと思います。フェイスガード付けて飲むでも良いです。敷地面積当たりの人数を決めて、人口密度これぐらいなら良しとかって出来ないでしょうか。オープンレストランでも良いです。ライブも野外堂で座席を空けたらOKとか。大阪府の吉村知事が目指しているのもこの辺りではないかと思います。
ビジネスで良く言う「ダメな理由探しでは無く、出来る方法を探す」を、是非感染症専門家だけでなく、各界の優秀な皆さんが知恵を出して考えて頂きたいと切に切に願います。マスコミもダメ出しばかりせずに前向きな提案をお願いします!
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