オーナーです。
今日はヘアーライン加工についてお話しします。
ヘアーライン加工はアルミとステンレスで良く見られる表面仕上げ(装飾)のひとつです。
駅の階段の手すり、昔はRV車のフロントのパイプ、
最近はコンビニの駐車場で見られるガードパイプなどが
身近で見られるヘアーライン仕上げでしょうか。
ヘアーライン仕上げとは文字通り金属の表面に、
女性の長い黒髪を後ろから見るように真っ直ぐなラインが走っている仕上げを云います。
ラインの走る方向は板でもパイプでも長手方向が原則です。
ヘアーライン仕上げをするには下地のキズを取った後、
#60か#80のサンドペーパーを押し付けてワークを引き抜くようにします。
途切れの無い真っ直ぐなヘアーラインを付けるにはこの方法しかありませんが、
簡易的に研磨ホイールや研磨ベルトを回して同じようにスジを付ける事もできます。
正確に云えばこの方法ではラインが途中で切れてしまうのですが
量産加工しやすいので普及品にはこちらの加工法が良く用いられます。
弊社ではヘアーライン用の研磨機、研磨ホイールをご提供出来ますので是非お問合せ下さい。
また同じ加工機で研磨布ホイールに替えて不織布ホイールを使った場合は
目が非常に細かくなってヘアーラインと云うよりも艶消しのような感じになるために「サテン仕上げ」と呼ばれます。
ある家電メーカーさんに聞いた話ですが、
同じ商品でも日本人は「ヘアーライン仕上げ」を好む傾向があり、
東南アジアは「鏡面仕上げ」、アメリカ人は「サテン仕上げ」なんだそうです。
確かに東南アジアの人達は金ピカ大好きです。
面白いですね。
皆さんも海外旅行に行かれた時に、そこで使われているステンレスの仕上げを見てみて下さい。
研磨に関するご相談・研磨材(研磨ホイール)の製造ならお任せあれ、
スリーエフ技研 です。
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