一方SNSはスマホで簡単に特定の相手、グループ、あるいは不特定多数にメッセージを送る事ができます。投稿して見た人から「良いね」を貰うと嬉しくなります。電話だと相手の都合を気にしますが、SNSはメッセージを送るだけなので曜日や時間に対する抵抗感がありません。休日や深夜、早朝でも送られて来ます。

代表的なSNSの特徴

木村花さんが攻撃を受けたのはTwitterです。
これまでも有名人、タレントのコメントが炎上したり、先の検事官の定年延長でネットデモが発生したのもTwitterです。Twitter ではコメントにハッシュタグと呼ばれる検索キーワードを入れる事が出来、同じテーマに興味を持つ人がネット上で集まり、エスカレートしやすい土壌があります。投稿は140字以内となっているので、敬語やえん曲な言いまわしをする余裕がありません。勢い露骨な表現が多くなります。
タレントや政治家、ジャーナリストの方々は実名ですが、多くの人はニックネームです。
投稿内容は自由なので、井戸端会議や飲み屋で交わす結構いい加減な話も飛び交います。
ニックネームは覆面で顔を隠しているのと同じで、発言に責任も無ければ証拠も要りません。まさに言いたい放題の世界。だから人前で物が言えない人が、ストレス発散でネット上では吠えまくってるなんて事が起きるんです。

SNSでは社会的地位も年齢も性別も関係ないので貴重な本音が聞ける、あるいは普通なら話の出来ないような人と意見交換できる良さがあります。その一方で殺人や爆破予告、デマ、特定の個人に対する誹謗中傷などが簡単に出来る欠陥があります。

木村花さんを追い込んだ人達はいま何を考えているんでしょうか。見つからないようにと息をひそめているでしょうか。アカウントさえ消したから大丈夫と思っているでしょうか。いいえ自分の行いは「天知る、地知る、我が知る」です。やがて罪を償う日が来る事でしょう。

どうも今の世の中「人権」が葵のご紋みたいになっていませんか。
オーナーはＴＶの報道でも顔をぼかして喋る人の話を信用はしません。いつだったかもヤラセ出演ありましたよね。それはネット上も同じです。私はニックネームと本人の紐付けだけアプリ事業者に義務化しておいて、必要となればいつでも本人が特定される仕組みを構築されるよう提案します。
自分の名前も言わずに喋ろうとしたらお侍さんが言うでしょ「無礼者、名を名乗れ！」って。