オーナーです。今回のテーマは「人種差別」。
すごく大きなテーマで、私などがブログに書いて良い物かと思いますが、実はオーナーも若い頃に人種差別を受けた事があるので、今日は私の経験談を元にブログ書きます。
40年以上前の話です。まだ20歳そこそこの私はロサンゼルスに滞在していました。ある日ダウンタウンでレストランに入ろうとした時の事、受付の白人に止められたので「ネクタイですか?」と聞いたら「カラード(有色人種)だからダメ」との事。その場はおとなしく引き下がったものの、頭の中は怒りで爆発寸前。服装が相応しくないと言われれば着替えれば良いし、貧乏人はダメと言われたらいつか金を稼いで見返してやれます。でも肌の色でダメと言われたら、どうする事も出来ません。何をしても一生涯その店で食事する事が許されないんです。こんな理不尽な事があっていい物か、アメリカと云う国ではこんな事がまかり通っているのかと怒りに震えながら自分は絶対に人種差別はしまいと誓った事を覚えています。以来、どこの国の人とも親しくさせて貰うのがモットーで生きてます。
今の仕事に就いてから外国へ行くことが多く、20カ国ぐらいは行ったと思います。ただ残念ながらアメリカにはご縁がなかったので、今でも「有色人種お断り」の看板が残ってるかどうかは知りません。しかし色々な国で有色人種、中でも黒人への差別を目にする事がありました。
あるホテルでの事(多分ヨーロッパのどこかだったと思います)、黒人がプールに入るや否や白人達が一斉に水から上がりました。お互いが合図する訳でもなく、実にさりげなくです。黒人水泳選手がいない理由が分かります。
オーナーの友人にはマレーシア在住のインド人が多く、彼らとの食事やゴルフをいつも楽しみにしています。あるとき彼と行ったレストランで急に彼が怒り出しました。料理の肉が脂身だらけだと云うのです。気のせいだろと云う私をおいて彼は店員を呼びつけ、ひとしきり文句を言って料理を換えさせました。もちろん交換された鍋には赤身がいっぱい。
出入り禁止と云ったあからさまな差別ではなく、料理の中身が違う、案内される座席がトイレの近くと云った陰湿な差別は、残念ながらいまでもあるようです。その一方で差別を受け続けた歴史のせいで、被差別意識が過剰反応を起こしているところもあるように思います。
TV番組で日本に居る外国人(白人と黒人)が日本にも人種差別があると話していました。皆無とは云いませんがよく探し出してきたものです。私が思うに日本では人種差別に無知な人の行動に対して、彼らが差別だと誤解するケースが多いと思います。例えば英語が苦手なタクシー運転手が外国人に対して乗車拒否をしたとしたら、それが外国人(あるいは外国語)アレルギーだったとしても、された方は人種差別だと感じるかもしれません。
いずれにせよ我が国の人種差別問題をマスコミが扱うならもう少し掘り下げて欲しいと思います。日本が抱えている人種差別問題は白人や黒人ではなくて隣国の韓国、朝鮮人差別であり、国内少数民族であるアイヌ民族差別です。これらの人達を入れずに人種差別問題を討論する番組って、それ差別じゃないですか??
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