オーナーです
今日は研磨布(サンドペーパー)の生地についてお話しします。
一般的にはサンドペーパーと呼ばれる事が多いですが、
生地は紙と布があり布製は正式英名は「Abrasive cloth」です。
布生地の素材は綿100%、ポリエステル100%、両者の混紡の3タイプ。
混紡は65/35と云って、ポリ65%、綿35%が一般的です。
試しに皆さんの服のタグを見てみて下さい。
65/35の混紡が見つかると思います。
生地には厚みの違いがあり、厚い方からY->X->J->F ウエイトで区別されます。
ただしJIS規格などが無い為、メーカーによって随分違います。
この辺は何とか統一して貰いたいですよね。
私は研磨布の生地の説明をする時に、いつもジーパンの話をします。
ジーパンの生地に硬いもの柔らかいもの、目の詰まったもの、緩いものが
あるのと同じです。織物ですので糸の種類、番手、縦糸と横糸の本数の違いで
様々な風合いの生地が出来上がります。
研磨布メーカーさんはその中で用途を想定して生地を選んで研磨布を作っているのです
次回へ続く…
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