オーナーです。今回のテーマは「レジ袋はプラごみか?」です。
7月1日からスーパーやコンビニのレジ袋が有料化されました。
小泉環境相曰く「有料化をきっかけにプラスチックごみの問題について考えて、レジ袋を辞退する事が当たり前になる社会に変革する」のだそうです。
自民党の若きエース。将来を期待されるホープですから、口先だけで適当に言ってるなんて事は無いですよね。
写真はスモーキーマウンテン(Google画像より)
昨年あたりから家で台所に立つことが多くなり、プラスチックごみの多さは痛感しています。特に新型コロナ騒ぎ以降、何でも個別包装でプラ用のゴミ箱がすぐに満杯になってしまいます。
ゴミ箱の中身は
・ペットボトル・容器ボトル
・お惣菜や生鮮食品のトレイ・パック
・カップ麺の器
・コンビニ弁当・Take outの容器
・チューブ類
おや?レジ袋が無い!!
レジ袋は生ゴミと一緒に捨てます。ゴミの分別ルールは地域で違いますが、レジ袋が一般ごみ扱いと云うのは同じだと思います。つまりレジ袋を削減してもプラごみは減らない。それどころか、多くの家庭で生ゴミを捨てるときに使うはずで、これが無くなったら困るでしょ!小泉大臣、クリステル夫人はどうするのか教えて下さいよ。
確かに海外旅行をすると、用水路なんかに夥しい数のビニール袋が浮いているのを目にします。フィリピンのスモーキーマウンテンで風に舞うビニール袋は環境汚染の象徴です。マイクロプラスチックの一要因である事も否定しません。
ならば何故、レジ袋禁止じゃなくて有料化なんですか?
有料化って事は、スーパーやコンビニの経費削減にはなるでしょう。でもプラごみの主役はレジ袋じゃないですよね。ゴミ箱見れば判るでしょ。
今回の話はレジ袋の無償提供を止める理由に環境問題を使っただけに見えます。
小学生の環境ポスターでもレジ袋止めましょうなんてないですよ(笑)
それでも環境問題の議論のきっかけになるなら幸いです。これをきっかけに本当のリサイクル率を上げようとか海外に輸出して事足れりはやめようとかになれば良いですね。
レジ袋を有料にして頂いたお陰で環境行政が如何に稚拙か判りました。
途上国のプラごみの山が実はmade in Japan だなんて恥ずかし過ぎます。
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