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オーナーです。今回のテーマは「バンコク現地レポート」です。タイのバンコクに赴任されたご主人の後を追って、今年の2月に現地に移られた知人から貴重な現地レポートを頂きました。
閑散としたパタヤビーチ
サワディカー(こんにちは)、バンコクから現地レポートを送ります。
2月末に入国し、2週間の隔離生活が明けた3月中旬。
当時は、感染者数が毎日数千人の日本から、数十人のタイがとても天国に感じました。もちろん、皆マスクは着用していますが、自由に出かけたり、お酒を飲みながらの外食も楽しんでいました。
ところが4月上旬、バンコクの日本人が多く住むエリアでのクラスターの発生に始まり、ソンクラン休暇(4月10日~15日)明けから急激に感染者が増え続け、5月は毎日何千人もの新規感染者が報告されるようになりました。2020年第一波、2020年末~20211月の第二波に続く第三波です。
今までは厳しい規制により 感染を短期で抑え込んでいたタイですが 今回は積極的検査が増えているとはいえ過去最大の感染者数です。 

現在タイではコロナウイルスの感染拡大の程度に応じて地域を3区分に分けて管理しており、バンコクは最上位の「最高度厳格管理地域(ダークレッド)」に区分されており、独自の特に厳しい規制がされています。5月末現在も、学校、娯楽施設、公園、映画館、美容クリニック、ネイル店、マッサージ店等様々な施設が閉鎖されています。
最新のHot Spot だったICON SIAMも閑散

ショッピングモールやデパートは営業していますが 場所によっては以前タイを旅行された方が見るとびっくりするほど閑散としていてシャッターが下りているところもあります。寺院等も閉鎖されているので観光地も厳しい状況かと思います。

バンコクの飲食店は5月初めは店内飲食が禁止でしたが、現在は飲酒の禁止、座席数を25%以内にする等の規制の下 再開されています。感染者が減らない中での規制の緩和は、今までのタイではありえなかったことからも 経済へのダメージが限界だということがひしひしと感じられます。
お気に入りの飲食店が閉店してしまったという話もよく聞きますが、タイの人々もいろいろな工夫をしています。現在ほとんどのレストランやカフェがデリバリーに対応しており 家にいながら有名店のご飯を楽しんだり、おやつにデザートやドリンクを気軽に頼めます。日用品や食料品なども配達してもらえ、本当にデリバリー天国です。タイはもともと 外食文化のようですが、コロナの影響もあって、デリバリー制度が著しく発展したタイのニューノーマルとなっています。

写真:大型ショッピングセンターEmQuartier(エムクウォーティエ)の前に集まるデリバリのバイク

コロナは企業の事業活動にも大きな影響を与えています。タイは外資誘致に積極的に取り組んできており、外資企業も多いのですが、従来は取締役会や株主総会の出席者はタイにいることが必須でした。しかしながら、世界的なコロナウイルスの感染拡大により国外渡航が制限され、タイ国外の取締役や株主がタイへ入国することが難しくなったため、一定条件のもと出席者がタイ国外からもWeb等で参加できるように法律が変更されました。 また日本でも同様かと思いますが、タイの多くの会社は紙ベースで仕事が回っている状況でしたが、業務の電子化、DXがあわせて進んでいます。さらにコロナ対応のため在宅勤務を行っている会社、従業員をグループ分けして他のグループとは接触しないようにしている会社、県を跨ぐ移動を自粛している会社等対応は様々ですが、共通していることは人との物理的な接触を極力避けることで、商談や打合せも訪問ベースではなくWeb会議が主流になっています。 一方で家族と過ごす時間は長くなり、平日・休日問わず四六時中、家族とステイホームしている家庭も多いです。

ゴルフ場は営業していますが、マスクの着用は必須、施設内のレストランの営業状況、シャワー・ロッカーの使用可否等はゴルフ場によって対応が異なるためゴルフ予約の際にはそれらの状況をセットで確認することが幹事の通例行事になっているようです。

この記事を書いている531日午後、バンコクでは明日から一部緩和(公園、美容クリニック、マッサージ店、博物館等の再開)されるという発表が突然あり、お店の方々は明日からの営業に向けて急遽動き出されていました。ところが夜になって 国から即日撤回の発表がありました。
日本では考えらないことが度々起こる国、アメージングタイランド。1日も早く日常が戻ることを願うばかりです。それでは、サワディー(失礼します)。

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