オーナーです。今回のテーマは「with コロナ」です。
アメリカやブラジルで新型コロナの感染が拡大する中で、日本は上手く対処出来たと思っていました。タイへのフライトも8月から再開される予定でした。
ところが7月に入り瞬く間に第2波がやって来て、タイへのフライトも9月に延期。今はそれもあてにできない状況になりました。
政府の「Gotoキャンペーン」が窮地に立たされています。感染症の専門家や医療従事者から非難続出です。医療崩壊を起こさない為には自粛が必要だと訴えています。
最後の尻拭いを医療機関に押し付けるつもりかと、東京医師会の会長さん怒ってましたね。
人を動かせば感染者は増える。その人的被害と、自粛による経済的なダメージ、倒産件数、自殺者数などを天秤に掛けた結果、政府は究極の選択をしたんでしょうね。危ないという声が上がるのは承知。むしろ声高に言ってくれと思っているでしょう。そうする事で少しでも警戒心を持ちながら出かけてほしいと。まさにアクセルとブレーキです。
両者を天秤に掛けたと言う政治家はいないでしょうが、この状況で「Gotoキャンペーン」をやると云うのは、やらざるを得ない余程の事情がそこにはあったと理解します。
ここ数年インバウンドは毎年10%以上の伸びを見せていて、昨年の外国人観光客は3188万人。年間4兆円を稼ぐ一大産業に成長していて、国内景気のけん引役でした。安倍長期政権を支える大きな要因になっていたのは間違いありません。
それが4月以降、ほぼゼロです。
2020年はオリンピックイヤーで、観光業の皆さんは当然ながらその受け皿を作って待っていたでしょう。先行投資で外国人向けに増改築したり、民泊用にマンション建てたりした人も居たと思います。2020年のあては外れたけど、来年こそオリンピックも開催されるし、ローンも返せるよ・・・って言えますか?森元総理をはじめ関係者の皆さんは「やる!」って言ってますが…
振り返ればMERSもSARSもありました。100年前のスペイン風邪では国内で45万人が亡くなったそうです。野生動物固有のウイルスはいくらでも有って、それが突然変異して人間が感染すると新型ウイルスになります。これまでも、そしてこれからも人類は「with 新型ウイルス」。
以前、西村大臣が「今までの生活は出来ないんです」と言ったひと言が最近妙に引っ掛かるんです。これは台風のように少し辛抱して通り過ぎるのを待つような物じゃなくて、我々の文化、習慣、風習を変えざるを得ないような大きな出来事なんじゃないかと。急激な気候変動に対応出来ず恐竜が絶滅したように、我々の文化文明の中でコロナに対応できない部分は無くなる(絶滅する)かもしれません。恐竜時代のネズミのように、そこで生き残った者や企業だけが次の時代を生きる権利を有するのでしょう。
生き延びんが為にある物は海から陸へ、また陸から海へ、空へと姿かたちを変えて行ったように、生活習慣もビジネスも「withコロナ」の時代に生きるため、姿かたちを変えねばと思うこの頃です。
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