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オーナーです。今回のテーマは「七夕伝説」その1です。
私の住む大阪府枚方(ひらかた)市、そしてお隣の交野市は七夕伝説にちなんだ地名や名所旧跡が多い土地柄です。今週と来週の2回に渡ってご案内したいと思います。

自宅から歩いて5分ほどのところに観音山公園があります。名称は公園ですが、周囲より一段高い丘の上で道路からは雑木林にしか見えません。奈良時代から平安時代には中山観音寺と云うお寺があった場所だそうで、その一角に牽牛石と云う大きな岩があります。

この岩は牛が座っている姿に似ているので「牛石」と呼ばれていたようですが、お隣の交野市に織姫様を祀った機物神社があり両者の間に天野川があるところから、やがて彦星を表す「牽牛石」と呼ばれるようになりました。
それにしても標高40mのこんな所にまさか岩が歩いてくるはずもなく、古代に運んだとも思えません。いったい何故?

実はこの一帯には巨石が多く、ここから7キロ離れた所にある交野の磐船神社のご神体はニニギノミコトが天上から乗って降りてきたと云う天の磐船です。

磐船神社の周辺はハイキングコースになっていて私も良く行くのですが、至る所に巨石を見る事ができます。極めつけは交野山(標高341m)の頂上で観音岩と云う巨石が鎮座まします。

交野山頂上 周囲40m、高さ20mの巨岩
どうしてこんなに巨石が多いのかと調べてみると、この一帯ははるか古代生駒山よりもっと大きな山があって、土石流と山の斜面の崩壊を繰り返した事で麓に巨石が多く見られるということ。山頂に露出している岩は隆起の後、長い年月を掛けて浸食が繰り返された結果だと云う事が判りました。
牽牛石もそうやって観音山の頂上に鎮座されている訳ですね。

でもあまり科学的に追求するよりも、ここは古代の神のなせる業と手を合わせた方が良いのかもしれません。次週は日本で唯一織姫様を祀った機物神社のレポートをお届けします。

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