オーナーです。今回のテーマは「東日本大震災」。
本来ならこのテーマ、3月に入ってから書くつもりだったんですが、ご承知のように2月13日に10年前の余震とみられる最大震度6強の地震が発生しました。まず被災された皆さんに心よりお見舞い申し上げます。
今回は幸い津波は発生しなかった訳ですが、地域によっては前回よりも揺れがひどくて被害が大きかったようです。地震のメカニズムは私が説明することではないのですが、10年などプレートの活動からすると、つい昨日みたいな物なのでしょう。大自然の恐ろしさを改めて知る事になりました。
さて話は戻って2011年3月11日、あの日私は埼玉県桶川市に居ました。翌日の土曜日に福島で講演を頼まれていたので、前泊で上京してたんです。桶川の客先で打ち合せをしている最中に、ド、ド、ド、ドって感じで小さな縦揺れから始まり横揺れになりました。それが段々大きくなってコマのついた椅子やら何やらが動き出して、慌てて外に飛び出ました。トラックがオモチャみたいに飛び跳ねてたり、街灯がメトロノームみたいに左右に振ってましたね。
その夜は結局上野のホテルには戻れず、避難所で一夜を過ごしました。それがどこだったのか、覚えてないんですよね。とりあえず寝場所を確保して、開いてた立ち飲み屋で熱燗とおでんを食べて寝たのだけ覚えてます。どこに居るかなんて、どうでも良いですもん。
こうやって私は二度の大震災を体験しました。最も被害の大きな場所からは離れていましたが、突然襲ってくる地震の怖さを肌で感じる事になりました。今、弊社では常に毛布と水と非常食を用意しています。万一の時に社員が会社まで辿り着けたら、数日間は生きていけるようにとの思いからです。
東北大震災以来、我が家は福島から米を取り寄せています。福島の農業や漁業の皆さんは原発事故以来、厳密な検査をして安全確認して出荷しているにも関わらず風評被害に悩まされています。日本人は27代遡ると皆、親戚だそうです。震災で苦労し、原発事故で苦労している被災地の人達は皆兄弟であり、明日の自分でもあります。
「自分がされたく無いことは他人にしない」「自分がして貰って嬉しい事を他人にする」それだけです。 以上
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