オーナーです。今回のテーマは「ワクチン接種」です。
今月始め、実家(守口市)に住む母のところにワクチン接種の案内が来ました。4月5日受け付け開始で4月18日か25日かを選んで下さいとありました。接種を受けた人は3週間後に二回目の接種を受ける必要があり、4月18日の人は5月9日にも接種を受ける事が条件だと書かれていました。
議論に出ていたマイナンバーとの紐付けはなくて、申込書にシールが付いてて、接種したら記録を残すように指示されていますが、市側にも記録を残さないと紛失した場合どうするのかと心配になりました。
接種の申し込み方法はホームページとLINEと電話があるのですが、今回は電話のみと云う事で、受付開始の4月5日9時を待つことにしました。後で判ったことですが、守口市は第一回の接種対象として75歳以上に案内を送っていて、対象人数は2万5千人だったそうです。そのうちのどれだけの人が申し込もうとしたのか判りませんが、相当数の人が9時を待って電話することは想像に難くなく、高齢の母の代わりに電話する私もある程度覚悟していました。
9時の時報と同時に電話すると、もう「大変混雑しています。時間を置いてお掛け直し下さい」とのメッセージ。それからは掛けども掛けども同じメッセージを聞くばかりで、いっこうに繋がらず初日は終了。
その日の夜のニュースで東京八王子市のワクチン接種募集の事が取り上げられていました。16万人に対して1950人分なので、倍率82倍です。守口市はと云うと対象者2万5千人に対してワクチンは370人分(倍率71倍)だったそうです。日本全国で約3,000の市町村があるそうで、大なり小なりこのようなワクチン接種をめぐる騒動が起きている事を考えると、もう少し上手いやり方はなかったのかと思います。
結局二日目も繋がらないまま予約終了となりました。誰かを選ぶと不公平が起きるから同時に電話で受け付ける事で公平だとしたかったのでしょうが、全く電話も繋がらないまま受付終了を告げられた多くの高齢者は憤懣やるかた無いと云う気持ちを持ちます。今のままでは幸運にも予約が取れた人も、何か変な手を使ったんじゃないかと疑われそうで、周りの人に言えない雰囲気ですよね。
ワクチンが少なくて奪い合いが起きそうなら、対象年齢を更に上げるとか、高齢者施設に入居している人からにするとか、あるいは病院の無い離島へ優先的に回すとか、もう少し厚労省も考えて欲しいと思います。災害で孤立した100人に空から1人分の食料を落として、公平に渡したと言ってるようです。
とにかく今回は外れた事よりも、行政のやり方が残念でなりません。皆さんの町で、もしかして良い方法を取られていたら是非お教え下さい。では。
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