オーナーです。今回のテーマは「京阪萱島駅」。
先週のブログでご紹介した京阪古川橋駅から2駅京都寄りにあるのが萱島駅です。当社からはJR学研都市線の四條畷駅か、ここが最寄り駅になります。実はこの駅、鉄道マニアの間では結構有名な駅なんです。と言うのも駅舎の中をクスノキの大木が貫いている、全国でも珍しい駅だからです。
どうしてこんな事になったのかと云うと、もともとの京阪電車は萱島神社(クスノキ)の北側を走っていたんですが、高架化を進めた時にホームがちょっと南にずれた訳です。私が子供の頃は萱島駅のクスノキは車窓から眺めていたんです。それが昭和47年(1972年)に高架になった時に、新しいホームと楠木がぶつかったんですね。
土地買収も終えていたので切り倒す予定になってたらしいのですが、この地のご神木を切り倒したら祟りが起きると住民から陳情があって、やむなく今日のようにホームを貫く形で残したわけです。
恐らく国や地方の行政なら聞く耳持たずに切り倒したでしょうが、京阪電車さんはエラかった!お陰で名物駅舎が完成しました。
初めて見た人からは天上に大穴が空いてるので雨が降ったら濡れるでしょうとか言われるのですが、枝葉が結構傘の役割をしてくれるので、思うほど雨が降り込むことはありません。それとホームが大きいので、わざわざ濡れるところに立つ人もいませんしね。
駅舎の下はご覧のように神社になっています。
また神社の横にご神木が拝めるようになっていて、そこから見上げるとホームの屋根を突き抜ける様子が見えます。
ぜひ京阪古川橋駅でイルミネーションを見たら、その足で萱島駅の大クスノキもご覧になって下さい。
今年一年、ブログをご覧頂きありがとうございました。次は新年1月4日に更新の予定です。
どうぞよいお年をお迎えください。 合掌
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