オーナーです。今回は緊急事態宣言についてです。
4月7日ついに政府から新型コロナウイルスに対する「緊急事態宣言」が発令されました。
ただ「緊急事態宣言」とはいうものの諸外国のような罰金、罰則というものはなくて、これまでの自粛要請を強くした程度とも云えます。これに対して海外メディアの中には実効性に乏しい、効果が期待出来ないと辛辣な声もあるようです。
意地の悪いマスコミは通勤客の多い朝夕の主要駅にカメラを向けて、「総理の言うような80%減なんか出来ていません」とレポートしています。そりゃそうでしょう、事業所の閉鎖を強制している訳じゃないんだから、通勤客が劇的に減る訳無いでしょう。在宅勤務(テレワーク)できる僅かの職種の人と学生さんを除いた人数が行き来するのが理屈じゃないですか。
専門家の意見では、接触者の定義は社会的距離(ソーシャルディスタンス)より近くで、3語以上の会話を交わす人だそうです。だから通勤時の人数が問題になるのではなくて、職場で会話する人数、会議の人数、頻度、昼食を一緒に摂る友人等の数が問題のはずです。
(もちろん、通勤時の人数も少ない方が良いに決まってますが)
どうもストレスが溜まっているせいか、あるいはいつもより真剣に見ているせいか、これまでなら聞き流していたいい加減なTV解説にカチンと来る事が多くなってしまいました。
以前のブログでも書きましたが、マスコミは「問題を煽りたがる」傾向が強いようです。
「マスク代466億円をどう思いますか?」->「高いと思います」って、誰でも言いますよ。なんで子供に父親の小遣い聞くような事するんでしょうね。ウイルス対策をやってる厚労省の役人じゃないんだから、判らないって。
海外のマスコミ(一部日本のマスコミ)には勝手に言わせておきましょう。日本が他の国と違うところを見せましょう。
震災の避難所で食べ物が不足している時だってちゃんと並んで待ってたし、他の国なら黙って海に放出するレベルの水だって後生大事にタンクに入れて延々と議論をしている国なんです。清く正しく美しい国民性・・・というか、ほぼ単一民族で同じ文化、価値基準を持ち合わせたムラ社会で「はみご」になるのがイヤなんですよね。だから、他人と違う行動がしにくい。
こういう社会は「空気を読む」のが非常に大切で、いけない事とは知りながら「みんなで渡れば怖くない」となってしまいます。でも「許さない空気」が流れると、誰も渡ろうとしなくなります。
我が社では10時、12時、15時に窓を開けて空気の入れ替えを行っています。事務所ではマスクを付けるよう社員に「お願い」をしています。そして安倍総理、吉村大阪府知事の要請をお聞きし、社員の日替わり出勤を決定しました。全社員が1日交代なら出勤率50%です。さすがにそこまでは厳しいですが、極力下げられるよう頑張ります。
「空気を読む」日本人の特性を生かして、みんなでコロナ危機を乗り越えましょう!
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