オーナーです。今回のテーマは「梅雨入り」です。
気象台は5月16日、近畿・東海地方が梅雨入りしたと発表しました。近畿では観測史上最も早い梅雨入りです。
梅雨と云うと鬱陶しくて嫌だなと云う印象を持つ人が多いと思いますが、オーナーはほっとひと息です。と言うのも40年ぐらい前から花粉症に悩まされていて、3月のスギ花粉もそれなりに悩まされますが、5月になるとカモガヤと云うイネ科の花粉が飛び始めてこれがもう大変。鼻水だけでなく目の奥まで洗いたくなるような異物感に苛まれ、ひどくなると喘息を起こすほどなんです。コロナが起きる前は毎年GW明けからタイに長期出張で逃げていたくらい5月の日本は私にとって危険なシーズンでした。それが早々と梅雨に入ってくれたお陰で、空気中に漂う花粉の量もうんと少ない事が肌感覚ならぬ鼻感覚で判ります。喘息前特有の胸がモヤモヤする感じもありません。被害をもたらすような豪雨はご免ですが、しとしと降り続く梅雨は空気が綺麗になって良いですね。
さて梅雨は英語で「Rainy season」。タイにもRainy season はあり、ソンクラーンの終わり4月中~下旬から10月です。英語で書けば同じ「Rainy season」ですが、こちらは日本語だと「雨季」です。日本の梅雨のように弱い雨が降り続くのではなくて、だいたい夕方に生暖かい風が吹いてきて「来た!」と思うとバケツをひっくり返したような(古典的表現ですが)雨になります。降っている時間も小1時間で傘を持たずに降り止むまで待つ人が多いです。だいたいタイの雨に傘などは役に立ちませんし、みるみる道路が冠水して上と下から水攻めに遭います。そんな中をずぶ濡れになりながら傘を差して、水をかき分けてでも歩いて行く人を見かけたら、それは日本人(笑)。約束の時間に遅れないように急いでいるのですが、タイでは「約束の時間」と云う感覚が極めて希薄なので、まだタイ文化に慣れていない(毒されていない)日本人のビジネス文化ですね。
ひと雨降ると、こんな光景は珍しくない
だいたい日本人がタイに赴任すると、最初は何から何まで時間にルーズなタイの社会に「なんてだらしないんだ」と怒るのですが、段々とそのルーズさが心地よくなり「これもまた良いもんだ」と思い始め、逆に会議に1分遅れても怒られる息の詰まる日本のビジネス社会に嫌気がさしてタイに安住の地を求める・・・なんて云うのが実際良くあるパターンです。
かく言う私も半分以上タイモードに染まっている感じで、タイ北部の古都チェンマイの静かでゆったりした雰囲気が大好きでなりません。
今度行けるのはいつの事だろうと思いを馳せて、今日はここまでです。
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